宮城がむっとした顔で振り返る。
「…兄ちゃん。今の話、理解出来なかった?」
ぉ兄ちゃんは真っ向それを睨み返す。
「るせぇ。俺は兄ちゃんなんだろ?上等だ。兄として大事な妹がこんな野郎と付き合うなんざ認めらんねーなっ。断固拒否!!」
……ぅわぁ
お兄ちゃん権発動したし…
子供の屁理屈みたいなセリフにさすがの宮城も笑顔を引きつらせて絶句。
「ついでに送るのも認めねー。オマエみたいのに任せたら何されっか分かったもんじゃねぇからな。」
と言うワケで俺が送る。
と言った時にはひょいっとバイクの上に乗せ上げられていた。
…な、なんか
メチャメチャシスコンされてる気がするっ♪
なんて…今は喜べない。
このぶち切れ大魔王と一緒に帰るなんて
いやだぁ~~~~~っっ!!!
そんな私の叫びも虚しく私はぉ兄ちゃんによって送られた。


