う、うそっ……
私の気持ちバレてんの……!?
ちゃんと隠してたつもりで
ばれていたコトが恥ずかしくて
居た堪れなくて、動けなくなった。
ぐいっ☆
そんな私を宮城は掴まれてナイ方の手で、さっきみたいに抱きこんだ。
……宮城、ありがと…
ぉ兄ちゃんに赤い顔見られずに済んだ。
宮城は静かに息を継いで口を開いた。
「確かにね……小谷はアンタに好意を寄せてるかもしんネぇ。けど、それは『おにいちゃん』に、だろ?恋じゃない。」
本当はそれだけでもないンダケド…
それで誤魔化されてくれるならそれでイイ。
果然、宮城の言葉を鵜呑みにしたらしいぉ兄ちゃんはぐっと言葉を詰まらせた。


