不意に手がぱっと離されアタシは慌ててあむちゃんの後ろへ逃げ隠れた。 嘘だー。嘘だ―。 こんなヤンキーがあむちゃんのぉ兄ちゃんなんて絶対嘘だぁーっ。 あむちゃんの後ろからヤンキーを睨む。 むぅ・・・確かに落ちついてみれば、顔はイイかもしんない。 目鼻立ちのハッキリした男前。 ・・・でもヤンキーだ。