荷物を掴んで外に出ると、 ガードレールに浅く腰かけていたぉ兄ちゃんが私を見付けて一言。 「遅い!」 ぁい…申し訳ゴザイマセン。 項垂れてぉ兄ちゃんのトコロまで歩いて行こうとして ぐい☆ 後ろから引っ張られた。 「てか…は?宮城?」 私を引っ張ったのは宮城で…… なんか忘れモンでもしたかな? 宮城はぐいっと私を自分の胸に覆うようにして、 むっと顔を顰めたぉ兄ちゃんに 挑発的な笑みを返した。 ……てか!! ちょ… な、何やってンの!?