「……なんだよ、ノロケかよ……」


「そんな単純なことじゃないのッ!!」



呆れる宮城にくわっと牙を剝く。





わ…私もさ、
本当はぉ兄ちゃんのコト気になってるワケで、

抱きしめられて、
撫でられて、

嬉しくないワケじゃないんだよ。




てか、ドキドキする。


思わず甘えたくなっちゃうケド…




あむちゃんを傷つけないために、
この思いは封印しなきゃいけないんだ。



そんな私の気持ちもお構いなしにぉ兄ちゃんは私にチョッカイかけてくるし…
心がぐらぐら揺らいでしまう。