◆トモダチのぉ兄ちゃんは最強ちょぅシスコンヤンキー◆


ガレージのドアを開けると




「にゃんこちゃぁん~」




半泣きのあむちゃんががばっと抱きついてきた。





「無事でよかったぉ~。大丈夫だった?イジメられてなぁい?」

「うんっ♪大丈夫だよ!ゴメンね心配かけて。」



あむちゃんの後ろには遊さんを筆頭にぉ兄ちゃんの仲間がいて「本当だぜ。」と笑っていた。



その顔がホッとして見えるのは、気のせいじゃないよね。



みんな心配してくれたんだ。




申し訳ない気持ちと一緒に

…ううん、

それ以上に、嬉しい。




どうせ私なんかあむちゃんのオマケだから、なんて拗ねていた自分がバカみたいだ。









「ほれ、さっさと始めっかよ。
とんだアクシデントの所為でみぃの誕生日短くなっただろーが。」





そんな声がして、感激に涙の浮かんだ私の頭を後ろから容赦なくド突く手。


バイクを置きに行ったぉ兄ちゃん。






ぉ兄ちゃんの言葉に「そうだった!」とみんなが動き出す。