笑顔でそう聞かれて、思わず応えて
……言いそびれちゃった。
何たる偶然。
私の誕生日、
あむちゃんの誕生日の前日じゃん!!
だけど、ワイワイ誕パの計画を練っている三人に言い出しにくくって…
あむちゃんは、ぉ兄ちゃんの大事な妹で、
みんなにとってもカワイイ妹分。
だからあむちゃんの誕生日をみんなが祝うのは当たり前で。
だけど、私はそのあむちゃんの単なるトモダチで、
みんなにとっては単なるオマケ。
一緒にお祝いしてほしーなんて、
なんか図々しい気がして。
私は自分の誕生日のコトは飲み込んで、
ずっと微妙な笑顔を浮かべ続けていた。