盛大に宴が催されている夕城邸。
その庭の片隅には和風な佐倉の集まりがあった。
「お疲れ様、衣通姫」
「おつかれー」
「綺麗な舞だった。乾杯っ!」
既に酔っぱらいとなっている佐倉たちを適当にあしらいながら奥へ進むと、衣通姫は探し人を見つけた。
「衣通姫、只今戻りましたわ」
「ああ。お疲れ様」
「ご苦労様でした」
宴会に参加せず静かに飲んでいたのは寒緋と御衣黄。
神降ろしによって万が一何かあったときには二人が対応してくれることになっていたのだ。
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