「それだけが問題だったんだよな」
口調が戻ってちょっと残念。
『いや、ありんす以外わからないもので』
「やんす、とか?」
『もう遅い。昨日花魁もの観て、できそうだと思ったのは内緒』
「……」
『さあ!!冬の番だよ!』
「はあ……冬は、なんだっけ?」
「んー。変わってない?」
「そうね。あまり変わってないかしら」
「最初扇子持ちキャラだったくらいですかね」
「ああ、あったねぇ。そんなこと」
「結局描写が面倒くさいということになって」
『ボツ』
「アタシのときは神器とか厨二に走ったのに」
「武器としてだからよ」
「厨二なのは変わりません」

