御衣黄が何とか状況に慣れたり、吉野がひとしきりお菓子を味わってから。
『さて、今回の座談会は無事に四人が参加できたお祝いです!あなたたちが参加しないと佐倉で遊べないっ』
「アタシたちは《お試し》だからね」
『能力御披露目とも言う』
「《墓場》の紹介だったり」
「はいはーいっ!個人差の説明でもあるんだよ」
「水羅がどこまで個性を書けるのか、ということでも役にたっています」
『完結してから公開すべきだと思ったのは御衣黄を書いたからだしね』
「そういえば、最初はもっとツンツンする設定だったのよね」
「吉野と絡ませたら柔らかくなったとか」
「別にそんなことどうでもいいでしょう」
『そんなことを暴露する回です』
「吉野は?吉野はー?」
『ほぼそのまんま。独り語りで黒くなったくらいかな』
「……黒く?」
「……えへっ♪」

