――『……というわけで、座談会ですっ!』
「何がなんだかわからないのですが」
気が付いたら真っ白な空間で何故かこたつに入っていた四人。
御衣黄、吉野、冬、寒緋。
人数が多くなると収拾付かなくなるので佐倉以外と初、花王は留守番。
「わからなくていいの。読者様にはわかってるから。アタシたちはただ天からのお達しに答えてればいいの」
「それ、座談会でもないじゃない」
「お菓子だー!食べて良い?」
『吉野のために用意したんだから、いっぱい食べてー』
「……誰も一人多い声に突っ込まないんですね」
「御衣黄は相変わらず真面目だな。気にするなよ」
「寒緋の言う通り。気にしたら負けだと思うわ」
「もぐもぐ」

