ああそうか、人数いた方が楽しいわねぇ、などと呟く冬を見て自分が何を言ったのか気付いたらしい。

「あっ、あっ!だ、駄目だよ、迷惑だから……!!」

懸命な説得も虚しく。

「生徒は流石に飲ましたらお初さんに怒られるかしら」

完全に周りを巻き込む気になっていた。


と、いうわけで冬が修学旅行で人を誘って飲むのは吉野のせいなのでした。

この瞬間に冬の被害者が外部にも出ることが決定。

口は災いの元。

吉野は一つ学びましたとさ。