「それに、あなただけ私の名前知ってるのもなんか不利だよー」 口を尖らせる彼女をみてため息をつく。 「ゆな。…松風ゆな。それが私の名前です」 「そっか!じゃあ、ゆなっ!また今度会えたら仲良くしてね」 美咲はそれだけ言うと街中に消えていった。 きっと、彼氏である誠也を見つけたのだろう。