夏の記憶



「ねぇ、名前教えてよ!」


「…あなたに教える義務はありません」


美咲は私の言葉に笑った。


「いいじゃん。あなた曰く、どうせ死ぬ運命なんだし。冥土の土産とでも思えばさ!」


でも、ただの人間に名前を教えたことなんて…