「らーんー」
「ぁ、ちょっと待っててね‼」


毎朝、悠斗と一緒に登校。
だって、アタシわいじめられっ子。
関係ないって?
関係あるの‼


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中2から始まったいじめ。

「蘭って悠斗の何なの?」
「ぇ?幼なじみだよ?」

アタシたちはただの
幼なじみ。
まさか勘違いされてる?

「っか、蘭うざっ!」

うざっ!?
な、なんでよ…

「悠斗わ蘭のぢゃねぇーよ‼」

悠斗…?
アタシ悠斗のせいでいじめられるの?


バチンッ!

「痛っ!!」

女の子がいきなり平手打ち。
痛さに耐えるアタシの目の前に…


「ねぇ?俺の蘭ちゃんいじめないでくれないかなー?」


「ゆ、悠斗!?ぁ、用事あったんだった…ぢゃーね‼」

そう言うと女は帰って行った。
悠斗さすがだな…

「悠斗ありがと‼」

すると、悠斗が

「はぁ…俺、蘭守るの趣味だからさ?頼れよな…」

それから、悠斗がずっと守ってくれるの。