物凄い熱とエネルギーが放出され身体が裂けるような痛みが僕を襲う。

気が遠くなりそうな僕に天使が寄り添い支えるように抱きしめてくれた。


――暁…がんばって。もうすぐ全てが終わるから…――


天使のその言葉に支えられながら、自分から放たれる力の大きさに必死に耐えた。

これが最後だ…。

天使が僕に語りかけるのも…

その姿をこうして見る事が出来るのも…

この腕がこうして僕を抱きしめてくれるのも…

生まれたときから僕を見守っていてくれた優しい天使。

僕はあなたに見守られてこんなに強くなれたよ。

そして…本当の友に出逢う事ができた。