もう僕には天使が見えなくなるかもしれない。

…なんとなく分かるよ。この力を失うと同時に得るものと失うものがあることを。

僕は永遠の友情を手に入れて、お母さんを本当の意味で失うんだ。

僕に天使が見えなくなったらお父さんは悲しむかな?

でも天使は僕の誕生日に言ったんだ。

いつかきっと僕らの元へと還って来るって。

僕はその言葉を信じているよ。

天使ではなくお父さんと共に生きる人となっていつかお母さんが還って来てくれることを。

僕が最後に救う人が永遠の友達になるのなら、天使と…お母さんと二度と会えなくなってもお母さんは哀しまないでいてくれるよね。

見てて…。

僕は行くよ。

僕の永遠の友をきっと救って見せるよ。