その朝、俺はいつもの通り父さんにキスをして見送る母さんを見て、苦笑した。
「行ってくるよ。さくら♪今夜はカレーが食べたいな。」
「あ、さすが翔!一心同体だぁ。お昼にカレーを作るつもりだったのよ。龍也も今日はまだ給食は無いから早く帰ってくるし。朝から煮込んで美味しくしておくわね。」
「うわ。楽しみにしてる。さくらのカレーは世界一だからなぁ。」
「クスクスッ…ヤダ、翔ったら、褒めすぎ。」
「だって本当のことだもんな。さくらは料理が上手くなったよな。初めて逢ったときの事を思い出すと、すげぇ進歩だぜ?なんせ米の研ぎ方も知らなかったもんなぁ。」
「もう!またそんな事言って。意地悪っ!そんなこと言ったらお出掛けのキスはしないから。」
「うわわっ、ごめん。怒るなよ。今は一流シェフ並みだって言ってるんだよ。褒めてるんじゃないか。」
「そ~お?じゃあ許してあげる。」
互いを抱き寄せるように甘いキスを交わす二人に、毎朝溜息をつきながらストップをかけるのが俺の役目。
「行ってくるよ。さくら♪今夜はカレーが食べたいな。」
「あ、さすが翔!一心同体だぁ。お昼にカレーを作るつもりだったのよ。龍也も今日はまだ給食は無いから早く帰ってくるし。朝から煮込んで美味しくしておくわね。」
「うわ。楽しみにしてる。さくらのカレーは世界一だからなぁ。」
「クスクスッ…ヤダ、翔ったら、褒めすぎ。」
「だって本当のことだもんな。さくらは料理が上手くなったよな。初めて逢ったときの事を思い出すと、すげぇ進歩だぜ?なんせ米の研ぎ方も知らなかったもんなぁ。」
「もう!またそんな事言って。意地悪っ!そんなこと言ったらお出掛けのキスはしないから。」
「うわわっ、ごめん。怒るなよ。今は一流シェフ並みだって言ってるんだよ。褒めてるんじゃないか。」
「そ~お?じゃあ許してあげる。」
互いを抱き寄せるように甘いキスを交わす二人に、毎朝溜息をつきながらストップをかけるのが俺の役目。



