秋も深まって僕たちが明らかに自分達が変化した事を自覚た頃には、あの日の出来事の半分以上が記憶の奥底に消えていた。
響がポツリと思い出したように僕に質問をしたのはそんな時だった。
「なあ暁。本当に後悔していないのか?
能力(ちから)を無くしたこと。」
意外な質問に驚いたけど僕は迷いなんてなかった。
「どうして?言っただろう?
僕は能力(ちから)と引き換えに親友と言うかけがえのないものを得るんだって。
実際に龍也だって僕らにだけは心を開いてくれている。こんな幸せなことはないよ。」
響はフクザツな顔をして「そうか…。」と呟いた。
「響は…後悔してる?あの日森に入ったこと?」
「まさか!俺は今、毎日が凄く新鮮で、色んな知識が吸い込まれるように自分に入り込んでくるのがすごく楽しいし、きっとこうなったのにはいつか俺達にこの能力が必要になるからだ。
だからすげぇ楽しみだよ、その日が来るのがさ。」
響がポツリと思い出したように僕に質問をしたのはそんな時だった。
「なあ暁。本当に後悔していないのか?
能力(ちから)を無くしたこと。」
意外な質問に驚いたけど僕は迷いなんてなかった。
「どうして?言っただろう?
僕は能力(ちから)と引き換えに親友と言うかけがえのないものを得るんだって。
実際に龍也だって僕らにだけは心を開いてくれている。こんな幸せなことはないよ。」
響はフクザツな顔をして「そうか…。」と呟いた。
「響は…後悔してる?あの日森に入ったこと?」
「まさか!俺は今、毎日が凄く新鮮で、色んな知識が吸い込まれるように自分に入り込んでくるのがすごく楽しいし、きっとこうなったのにはいつか俺達にこの能力が必要になるからだ。
だからすげぇ楽しみだよ、その日が来るのがさ。」



