僕が退院して2週間もするとすぐに一学期は終わり夏休みがやってきた。

龍也は頭がいいから問題ないが、僕と響は一学期の後半をかなりの日数休んだ事で夏休みは少し頑張らなければならなかった。

龍也は今回の事に責任を感じたらしく、夏休みの間勉強を教えると言って毎日僕らと過ごした。

一緒に勉強して、プールへ行ったり、蝉を取ったり、内緒だけどあれから完全に立ち入り禁止になった禁断の森へも毎日のように行っていた。

長い夏休みもそうやって三人で充実した毎日を過ごしているうちに、あっという間に終わった。