「まったく、何日も目覚めなかったくせに目覚めた途端ニヤニヤしやがって気持ち悪い。
頭でも打ったのか?
それとも力の使いすぎでどこかおかしくなったんじゃねぇか?」
「クス…ひど…。ひ…びき…」
「声も出ねぇくらい衰弱して笑ってんじゃねぇよ。
心配かけやがって。お前何日寝てたと思っているんだよ……暁。」
龍也が躊躇いがちに僕を『暁』と呼んだ事が更に嬉しくて、ニコニコしていると相変わらずの仏頂面でフンと鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまった。
だけど、それが照れ隠しだって僕にはわかる。
龍也は僕と響に心を開いてくれたんだ。
頭でも打ったのか?
それとも力の使いすぎでどこかおかしくなったんじゃねぇか?」
「クス…ひど…。ひ…びき…」
「声も出ねぇくらい衰弱して笑ってんじゃねぇよ。
心配かけやがって。お前何日寝てたと思っているんだよ……暁。」
龍也が躊躇いがちに僕を『暁』と呼んだ事が更に嬉しくて、ニコニコしていると相変わらずの仏頂面でフンと鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまった。
だけど、それが照れ隠しだって僕にはわかる。
龍也は僕と響に心を開いてくれたんだ。



