僕はずっと真っ白な世界に浮んでいた。

何かに護られている幸福感。

何かに包まれている安心感。

ここいれば苦しみからも悲しみからも永遠に解放されるのだろう。

ここにはどんなに深い苦しみも悲しみも寄せ付けない至極の愛情がある。

まるで神さまに見守られているようだ。

深く愛されタマゴを抱くように護られて傷つかずに幸せな夢だけを見て過ごせる空間。

ずっとこうしていられたらどんなに幸せだろう。