「笥路 唯鹿〈ツツジタダカ〉

みるからに男

当たり前だが高校2年生

家族は…

母と2人……ぁ

母親と父親の3人暮らし!!

よろしくっ!!」

「 谷田部 郁奈〈ヤタベカナ〉です

家族は

両親と一緒です。

よろしくね」

確かに、阿万寿 郁奈は

『家族は親戚』

と言っていたのに。

そして俺も

『母親ひとり』

と暮らしている……ハズだった。