李苑『ただいま』


あの後まっすぐ家に帰ってきた私。
本当はこんな家帰りたくなかったけど、
お金がなかったからしょうがないか…。


ガチャ


母『あんた、帰ってきたの?
別に帰って来なくてよかったのに』


男『これが、おまえの言ってた娘?
めっちゃ可愛いじゃん!』


母『まぁね。
はい!勝手に外でご飯食べてきて。
今日は帰ってこないでよ!
まぁ、別に一生帰ってこなくていいけど。』


李苑『分かった。』



ガシャン


すぐに家をでた。
あんなところいたくない!


私がいつも来るのは公園。
なんだか落ち着く…


ベンチに体育座りして、
足の間に顔をうずめた。


もう。
嫌。生きてる意味なんてない。


ポツポツ…
ザー


さっきまで晴れだったのに、
私の今の気持ちみたい…。


もう、このまま死んじゃえたらと思ってた。