ダン!
そのまま押されて、
後ろは壁、
前は日向に挟まれる形になった。



凱斗『おまえさ、本気で女が男に勝てるとおもってんの?』


李苑『当たり前!私は勝てる‼』


凱斗『じゃ、俺を倒してみろよ。』


くそ両手が塞がれて動けない。


グッ


凱斗『ほらな。
諦めろよ。
女は男より弱い』


李苑『うるさい。
あんたなんかに、あんたなんかに…
私の気持ちが分かるもんか!』


私は唯一自由だった足で思いっきり蹴り上げた。


ドカッ

日向が離れた瞬間全力で逃げた。

あんなやつの顔二度とみたくない。

くそっ!