凱斗『だから、帰るとこないんだったら俺んち来るか?
って聞いてんの!一回で聞き取れよ!』
李苑『いや、なんであんたの家なんかに。
意味わかんない。』
凱斗『だって、おまえ帰るとこないんだろ?
今日一日どうすんだよ?』
李苑『公園でこのままいるし。
他にも色々あるし…。』
凱斗『女が1人じゃ危ないだろ。
おとなしく俺んちこいよ。』
李苑『私は大丈夫!
ケンカできるし…。』
凱斗『ふーん。
俺に負けたのに?』
李苑『あれは!油断してただけで…』
凱斗『まぁ、いいや。
俺んちくんの強制な!
ほら行くぞ。』
そう言って、
私の腕を引っ張ってドンドン歩く日向。
李苑『ちょっと私は行かないって!』
凱斗『…』
抵抗しても力で勝てるわけもなく。
おとなしくついていくしかなかった…。
