私は意味が分からずに、ベッドの上で硬直。
彼は堪えて笑っているのか、肩が上下していた。
『なっ!…人の気も知らないで!!』
『ごめんゴメン。
いや、でも……可笑しなことを真顔ながらも、焦って言ってるから』
彼はそう言うと、私の服を脱がし始めた。
彼の言葉が引っかかる私は、どうも乗り気にならない。
『本当に好きな相手なら処女のほうが嬉しいタイプだけどね。
………俺は』
『えっ?』
『純白の女の子を、自分で汚すんだから、ゾクッとするでしょう?』
『変態…………ッ!!』
痛いのは当然だったケド何だかとっても幸せな気分になったのを覚えている。
「ちょっと、一人妄想世界に入り浸らないでよ!
凄い変な人とされてるわよ、あんた」
花香はファミレスのウェイトレスのように、お皿に盛られた前菜を持ってきた。
お皿六枚分って、どんだけだよ。

