慧は頷くと、私をベッドの上に投げた。
「痛い…」
「嘘つくんじゃねー、
このスプリングは完璧なハズだ」
ムッ。
生理的に口に出しちゃっただけじゃんか!
しかもさ、人を荷物みたいに投げるなんて。
「何様のつもりよ!」
「はぁ?」
「慧はいっつも、いっつも馬鹿みたいに偉そうにして!!」
慧はポカーンと私を見つめて、しばらくすると、鼻で笑った。
そして、私のYシャツのボタンに手を伸ばしてきた。
「ちょ、ちょちょ!」
「……何?」
いや、そんな不機嫌そうに見られても困る。
第一今は、そんな気分じゃないんですけど?
「悪いのは、どちら様でしょうか?」
「はぁ?慧が悪いんでしょう!?
全部、ぜぇーんぶ!」
連絡も今の状況も、全部悪いんじゃんか!
何で、私が悪いのよ!!
「慧の馬鹿!
ばかバカばか……ンッ!」
「詩織が馬鹿だ」

