詩織的には怒ってるらしいんだけど、俺的には、気があるようにしか、見えなかった。
「詩織、家に着いたぞ」
詩織を買ったばかりのベッドに降ろして、邪魔なネックレスなどを外す。
ついでに、苦しそうなYシャツのボタンを外す。
「あっ……!」
やってしまった。
上から三つ目のボタンがベッドのそばに落ちる。
「マジかぁ…」
裁縫セットを机から出して、詩織のそばに座る。
とりあえず医者だから、裁縫系は得意なんだけども……
問題は詩織。
起こしてシャツを脱いで貰うか、寝てるから、そのまんまやるか……。
でもタイミング良く詩織が動いたら、針が危ないしなぁ……。
「よしッ、
……詩織ゴメンな」
詩織のシャツのボタンをすべて外して、詩織からシャツを脱がす。
変わりに、俺の着ているYシャツを軽く着せる。
久々に詩織の肌を見たら、触れたくなってきた。
医者なのに、彼女だけは…………
詩織にだけは、生体扱いが出来ない。

