「じゃあな。」

「うん。」





相変わらずの教室も、別になんとも思わなくなってきた。





あたしのせいで暁としゃべれなくなったって逆恨みもいまだにされてるみたいだけど。




それは自分に問題があるって。





暁はああ見えて意味もない無視はしないから。





まぁ、あたしにはどうでもいいことだけど。






「捺亜、飯。」

「なに、珍しいね。今行く。」

「コタが行けって。」






クラス中がものすごく注目してる。




暁風に言うと、めんどくせぇ。






「行こっか。」

「おう。」





最近は寒くなってきたから、空き教室でお昼。






「お前のクラスはほんと相変わらずめんどくせぇな。」

「うん。」

「なになに、またなんかあったの?」

「なんもねぇから余計ぬるっとしてんだよな。」

「よくわかってるね。」

「そりゃどーも。」





あんなの相手にしてたのがアホらしい。




あたしも少し成長したってことで。