ラブ☆ライフ

「暁。」

「今行く。」





放課後はたいてい捺亜が俺の教室にくる。






「ちょっと待ってろ。」

「うん。」





担任に渡すプリントを渡して戻ると、捺亜は知らない奴と話してた。







「捺亜?」

「あ、暁。」

「この人誰?」 

「俺、真嶋とおなじクラス…。」

「へぇ。覚えた。帰るぞ。」

「え?ちょっと!あ、またね、大石くん!」






誰だよ、大石って…。




知らない奴と話してんじゃねぇよ、バカ捺亜。





…って、なに俺。




きも。






「ねぇ、暁。なに、今の。」

「別に。挨拶。」

「なんでそれであたしより友達いるわけ。」

「お前は異常なまでにきらわれるよな。」

「デリカシーとかないわけ?」






ってか、なんだ俺。






なんでイライラしてんだ?





なんでドキドキしてんだ?





「暁?」

「…なんでもねぇ。帰るか。」

「うん?」