絶対からかってる…。






このままのほうがいいのかも。






だって、いつまでお世話になるかわかんないし。








「腹減った。くそ教師が。」

「おかえり~。捺亜ちゃん食べ終わったよ。」

「あっそ。捺亜?なにぼーっとしてんだよ。」

「へっ!?あ、いや、してないしてない!」

「はぁ?とりあえず飯。」








虎太郎くんのほほえみが腹立ちます。







暁にとってあたしはなんだろう。






たぶん…邪魔だろうなー…。






自分で思ってへこむし。






あたしは暁が好きって事か…。






ばかじゃないの、あたし。






無謀にもほどがある。







それから放課後まで、とにかく暁が頭から離れなかった。






虎太郎くんのバカ…。







「帰るぞ。」

「暁?迎えなんて珍しい…。」

「お前遅いから。」

「遅いって…掃除あったんだから仕方ないじゃん。アホ。」

「アホって、お前小学生か。」







これで楽しいからいいのかも…。