「捺亜ちゃんてさー、暁のこと好きだよね。」

「ぶっ…!」





飲んでたお茶を吹きそうになったよ…。








「大丈夫?」

「いや虎太郎くんが変なこと言うから!」





今は昼休み。






暁は先生に呼ばれてるらしくて、まだ来てない。








「気づいてないの?まったく…この二人は…」

「2人?」

「ん?なんでもない。」

「それより、なんであたしが!?」

「ごめん、捺亜ちゃん自覚してると思って…。」

「あたし好きなのかな…。」

「思い当たるの?」

「うん…。」






どうしよう。





虎太郎くんはニコッと笑った。







「まぁ暁はアレで優しいし男から見てもかっこいいし。毎日一緒にいたら当然かもな?」

「でも暁にすきになるなって言われてる。」

「じゃあ、暁を惚れさせればいいんじゃない?」

「虎太郎くんに聞いたあたしがバカでした。」

「待って待って!捺亜ちゃんならいけるって!」