まぁ、大丈夫だとは思うけど。







「で?お前どーすんの?」

「なにが?俺なんもできねぇじゃん。」

「かわいそうに。」

「…まぁ、行き帰り一緒にしてやるくらいはしてやってもいいけど。」

「お前なぁ!」







わりと本気で心配してるけど?





捺亜にそういう免疫あるとも思えないし。









「捺亜ちゃん落ち着いてるみたい。」

「そうか。よかった。」

「暁なんかしたのー?」

「してるわけねぇだろ。」

「ふーん?」

「なに、お前なんだかんだでなんかしたのか?」

「うるせぇ。」







二階からおりてきた母さんは父さんと一緒になってしつこかった。








寝る直前、捺亜の部屋を見て立ち止まる。





寄ったほうがいいか…?





でもなんで俺が…。






でも…まぁ、見てみるか。







「捺亜?」

「あ…暁?どうぞ。」

「なんだよ、起きてんの?」

「好きで起きてるわけじゃないけど。」

「やっぱ…トラウマとかになんの?」

「あたしは…ダメダメだからね。」






でた。




なんで捺亜は自分否定したがるんだよ。






って…イライラする俺も意味わかんないけど。