*暁





捺亜から電話なんて珍しいと思ったら、露出魔って。






詳しい場所もわかんないのに俺は走り出した。








きっと捺亜は無意識に逃げたからわかんないんだと思う。






だったら、捺亜の実家の近くを探す!








走りまくって、3件目でようやく見つけた。






隅のほうで座り込んでた。






とりあえず、店員の目が痛かったから外に出た。







やっぱこいつ弱いよな?







しかもとっさに俺を呼んだみたいだし。





壊れそうで…思わず抱きしめたらこのままでいいとか言うし。





ってか、なんだこの感じ。





俺も気持ち悪い。





モヤモヤする。






家につくと、母さんが事情を聞いてた。







父さんには俺から。







「…ってわけ。」

「そんな変態まだいんのか。」

「みたいだな。」

「捺亜ちゃん大丈夫か?」

「親父なんか見たくもないんじゃない」

「俺男だから!?」

「そ。」