ラブ☆ライフ

「捺亜!?…いた。」

「暁…?え、なんで…。」

「完全に迎えにいく的な感じだったろうが。」

「あたし場所言ってな…」

「俺に出来ないことねぇから。ほら、帰るぞ。」








暁の後ろをついて歩く。






なんか怖い…。






背中が気になる。







「落ち着いた?」

「少し…。あのさ…暁?」

「ん?」

「隣…じゃだめ?後ろ怖くて…。」

「勝手にしたら?」






とか言いながら歩くスピードをゆっくりにしてくれた暁。






こんなことであたし弱るのか…。





蹴りの一発くらい入れれるくらい強ければ良かったのに。







「捺亜、お前さ…捺亜?」

「なに?」

「なにって…泣いてるけど?」

「え…?」






あ、ほんとだ…。






「だって…だって結構まじで怖かったんだよ!きもかったし!頭真っ白だし…。」

「わかってる。」

「なんであたし…露出魔ぐらいで…」

「…ん。」






あたし案外だめだなぁ。





わりと強いと思ってたけど。





涙がとまらない。