ラブ☆ライフ

「ねぇ、きみ…。」




おっさんに声をかけられた。





無視して進めばよかった。





振り返った瞬間、ニヤッと笑ったおっさんは羽織ってたコートを開いた。







ああ、そっか。




いわゆる、露出魔。




不審者。







声も出さずに走って逃げた。







え、なに、これ。





気持ち悪い…。





誰か…。






無意識であたしが電話をかけた相手は…





「なんだよ。」

「暁…助けて~…。」

「は?なに。」

「露出魔~…気持ち悪っ…」

「今どこだよ!?」

「わかんない…コンビニ…。」

「動くなよ。」






電話きられた…。





ってか、なんであたしこんな目にあってんの。





ありえないから。





気持ち悪いし…。






なんなの、ほんと…。