ラブ☆ライフ

そんな感じで一日中コタがうるさかった。







「虎太郎くんじゃあね!あのね…えっと…あたし友達と遊んだりとか初めてで…その…ありがとう。」

「…いえいえ!じゃあね!暁も。」

「はやく帰れ。」

「ひっでぇ…。じゃあな!」








そしてまた捺亜と、コタと別れてから家までの少しの距離を一緒に歩く。







「暁とふつうに友達でいられるのは虎太郎くんだけだね。」

「ほかにもいるし。」

「だって普通暁になんてついてけないよ。」







最近は俺やコタ、俺の親の前では笑えるようになってきた捺亜。






「お前は?」

「あたし?あ…うん、友達。暁についてける特殊な人。」

「俺が変みたいじゃん。」

「変じゃないと思ってるの?」







そうやってまた言い合ってるうちに家についた。








「おかえりー捺亜ちゃん!と、暁。」

「俺おまけ?」

「まぁね。捺亜ちゃんご飯食べる?」

「食べます。聖子さんの料理、あたし好きです。」

「まじでかわいいんだけど!ほんとに祐介の娘?あ、恵の血かな。」

「今度お母さんの話聞かせてください。親父はいいですけど。」

「もちろん!」






さっさと家入れよ…。





俺も入れねぇし。






なんとか居間まで来ると、父さんがいた。








「ただいま。」

「おかえり。」

「なにしてんの?」

「ん~祐介探し。捺亜ちゃんには言うなよ~。」

「まぁ、いいけど。」






パソコンに向かってなんかやってる。