ラブ☆ライフ

少なくとも俺が今までみたなかでは一番美人。








「あ、如月捺亜って言います。えっと…親父…父が家出しまして…居候させていただくことになりました。よろしくお願いします。」

「改まらなくて良いからー!捺亜ちゃんの部屋は暁の隣ね。荷物はもうあるから。暁、案内してあげて。」

「なんで俺が。」

「案内してあげて。」

「ったく…。」







すぐ二階だし、案内ってほどでもないけど。






母さんはキレるとめんどくさいから。







「こっち。」

「あ、はい。」







思ったより背が低い。






俺の後ろをついてくる如月捺亜。







「ここがアンタの部屋。隣のこの部屋が俺の部屋で、あっちが父さん達の部屋。」

「わかった、ありがと。」






笑った…。





て、まぁ、笑うよな。






「でも。」

「は?」

「あたしはアンタじゃない。如月捺亜。どう呼んでもいいけどアンタは見下されてるみたいでヤダ。」

「…じゃあ捺亜。」

「うん、それならいい。」







…なんだ、コイツ!





やっぱ変わった奴。





ちょっとムカつく。