ラブ☆ライフ

「ただいまー。」

「あ、帰ってきた!」

「帰ってきたのか…。」






そして、リビングに入ってきた父さんの後ろには、見なれた制服を着た女が1人。







ん?





同じ学校か…。








「捺亜ちゃん、ここが俺んち。第二の家だと思ってくつろいで!」

「慣れたら…。」

「で、捺亜ちゃん。こっちが嫁の聖子。んで、こっちが息子の暁。今日気づいたんだけど、暁と捺亜ちゃん同じ学校なんだね。」

「そうみたいですね。よろしくお願いします。」

「やばーい!捺亜ちゃんかわいすぎる!よろしくね!うわぁ、お人形みたい…。」

「いやいや、お世辞なら間に合ってます。」






変な奴…。






でもまさか同じ学校とはな…。






ん?どっかで見たような…。








「暁と捺亜ちゃんって同学年だよね?知らないの?」

「あたしは全く。初めて知りました。」

「「「初めて!?」」」






親子3人で驚愕。





俺を知らない?





ありえない…。





ただでさえ、俺は目立つのに…。




知らない…。






「俺も知らな…あ、わかった。コタがすっげぇ美人って言ってた奴か?お前。」

「知りませんね。」

「でも、俺知らないってありえねぇ。」






いくら七組だからって…。





まぁ、いいか。






むしろ嬉しいし。






それにしてもこの女…。





近くでみたらコタが騒いでたのもわかるかもしれねぇ。