ちょっと笑った捺亜。





「ごめんね、暁に後始末みたいなことさせて。」

「俺のせいだし。お前のためだし。」

「いきなりそんなこと言わないでよ…。」






顔を赤くしてる捺亜がおもしろい。





今までバカみたいだと思っていた言葉は、捺亜に対してはあふれてくる。





バカでも、まぁいいや。





「あ、そうだ。熱ちょっと下がったんだよ。」

「ようやくか。」

「うん。」

「病院行かねーから。」

「いいの。」

「死なないなら好きにしろ。」

「はぁ?」





つまり、好きってことだ。