「暁くん!」

「お待たせー!」





こいつらまだ気づいてねぇの?





図太い神経だな。





「なんで呼んだと思う?」

「えー?」

「この場所来てもわかんねぇの?」

「なんのことだろ。」

「俺にそれが通用するとでも?」





少しずつ3人に近づく。




さすがに後ずさりしてる。





「お前らだろ?」

「さっきから何言ってるかわかんない。」

「じゃあわかるように言ってやるよ。てめぇらが捺亜をここに閉じこめたんだろ?」





リーダー格の女以外は黙り込んでうつむいた。




素直だな。





「あたし達がやった証拠あるの?」

「証拠はねぇよ。」

「ひどいなぁ。」

「証拠はねぇけど、認めねぇなら体に聞こうか?」




頭の横、スレスレのとこを思いっきり殴ると、さすがにビビったらしい。





「捺亜は頭も殴られてんだよ。犯人にもおなじことしてやろうかと思って。」

「ご…ごめんなさい…。」

「二度と捺亜に近づくな。そして二度とその面さらすなよ?」





涙目になって座り込んだ。




こんなもんか。