ラブ☆ライフ

「やっぱ捺亜ちゃんに直接聞けば?」

「聞ける状態じゃねぇだろ。ぜってぇ見つける。」




だけどその日は結局見つけられなかった。




捺亜が復活する前に見つけておきたいところだけど。






「ただいま。」

「おかえり。」

「捺亜は…」

「部屋。熱は下がらないんだけどね。病院は行きたくないって言うから。」

「行ってくる。」





捺亜の部屋をノックすると、返事が聞こえた。




中にはいると、相変わらず辛そうに寝てる捺亜。





「ただいま。」

「おかえり…。」

「なんで病院行かねーの。」

「嫌いだから。」

「そ。」





熱のせいか、目がうるんでる。




かなり辛そう。





「…寒い。」

「寒い?けど、それ以上布団乗せたら潰れんぞ。」

「つぶれる訳ないじゃん。寒いー…。」

「わかったから。今母さんに言ってくる。」

「やだ。寒くていいからここにいて…。」





またか…。




まじ、やめてくれ。




この状態でそんなこと言うなよ。




そう思いながらもベッドの横で捺亜の手を握る。





「殴られたとこ痛い。」

「殴られた…?」

「あ。」

「言え。」

「…別に…後ろから頭をなんかで殴られただけだよ。」

「顔は?」

「みてない。」





でもまぁ、これで死刑決定。




絶対見つけだしてやる。