ラブ☆ライフ

案の定、その日は寝れなくて寝不足のまま朝が来た。





「母さん、捺亜は?」

「おはよう、暁。捺亜ちゃんは熱出てたから今日は休ませる。」

「捺亜の部屋行っていい?」

「ちゃんとノックするのよ。」





ノックをすると小さく返事が聞こえた。






「捺亜、熱出たって?」

「うん。みたい。」

「しゃべるのは出来るみたいだな。」

「体が重いの。」

「そうか。寝とけよ?起きてたら一生バカにするから。」

「なに、その微妙に嫌なかんじ。」





力なく笑った捺亜。




弱ってる…。





「暁?」

「ん?」

「行ってらっしゃい。」

「あぁ。」





こんな時に悪いけど、今のは掴まれた…。




俺思った以上に惚れてるかも…。