「お、暁起きてたのか。」

「さっき。」

「捺亜ちゃん、出かけたぞ。」

「さっき聞いた。」

「そうか。」

「暁も食べるでしょー?」

「食う。」






久々に3人だな…。




なんか寂しく感じるのは捺亜がうちに馴染んでる証拠。





「捺亜ちゃんいないと華がたりねぇな。」

「へーぇ?」

「なんで父さんは母さんに余計なけんか売るわけ?」

「いや、そんなつもりは…!」





飯を食ってダラダラ。




だけど、捺亜が気になる俺。




前も変質者に襲われてたし。




その時、ちょうどケータイが鳴った。





「はい。」

「暁!」

「捺亜?どうした?」

「いや、あの…なんでもないの。暁起きてるかなぁって…。」

「なんだ、それ。」





電話じゃなかったら抱きしめてるところだ。





「なぁ、俺心配性だわ。」

「なんで?」

「捺亜のことばっか考えて心配してた。」

「あはは、ありがと。」






ちょっと話してとりあえず電話を切った。