ラブ☆ライフ

見つかったー!





「詳しく聞かせてもらおうじゃねぇか。」

「体育祭終わったらな。」

「あ、ほら閉会式!じゃあね、暁、虎太郎くん!」





逃げる必要もないけど、なんとなく。




やっぱ恥ずかしいし?





って、案外あっさりバレたなぁ。




そして、閉会式も終わり、虎太郎くんの前に座らされてるあたし達。




 
「もうイス座っていい?」

「説明してから。」

「コタ焼くよ?」

「なんだそれ、微妙に怖いな…。もういいよ。座りなされ。」

「なにそのテンション。」




なんだこれ。




ふざけるために来たみたいじゃん。






「で?つき合ってるのですか。」

「そうだけど?」

「いつから!?」

「ちょっと前。」

「なんで言わなかったんだよー。」

「おもしろいから。」





ため息をついた虎太郎くん。





かわいそうだったかな?





「2人のこと応援してやったのに!」

「どーも。」

「ありがとう。」

「いいけど。まぁ、よかったじゃねぇか!」

「コタおっさんじゃん。」

「お前なぁ…。」





まぁ、でも虎太郎くんのおかげなところはたくさんあるよ。