ラブ☆ライフ

「捺亜ちゃん。」

「あ、虎太郎くん。」

「大縄とびすぐだよな。」

「そうだね。ってか、気づいたけど虎太郎くんも暁も違うチームじゃん。」

「あ、まじだ。」

「そういえば暁は？」

「あぁ、なんかあっちで囲まれてる。」






ほんとだ。




かなり囲まれてる…。




暁の背が高いから顔は見えてるけどその周りは女子で埋め尽くされてる。




「…行こっか、虎太郎くん。待機場所はおなじでしょ？」

「やきもち？」

「妬いてないよ。」




ほんとだよ。




暁が囲まれても暁自身があたしを好きでいてくれて、アレを迷惑がってるから。




ただ、暁が一緒に居てくれると思ってたからちょっと寂しい。





そして大縄とびが始まって、ちょっと楽しんだ。




「虎太郎くんまわしてたね。」

「腰いてぇ！」

「あはは！」

「まぁ、俺のチーム勝ったし。」

「それあたしに言ってもなんもおもしろくないよ。」

「確かに！」




あたしは虎太郎くんと適当なとこに座った。