ラブ☆ライフ

それから午後の授業も終わって捺亜と帰る。






「あ、ねぇ、暁頭いいじゃん?」

「あぁ。」

「…暁には謙遜なんて言葉必要ないよね。って、そうじゃなくて、あとで勉強聞きにいっていい?」

「俺が寝てなければ。」

「ありがと。」





捺亜との距離はつき合ってからも確実に縮まってると思う。




手はつないでないけど、腕がぶつかるくらいの距離で歩いてるし。





俺の身長が180㎝もあるせいで、155㎝の捺亜がまじでチビに感じる。





細くて小さい捺亜がかわいくて、抱きしめたくなる。





そんなことは死んでも言わないと思うけど。






「暁ってムカつくくらい完璧でしょ?」

「そうだな。」

「それをぶち壊す苦手なものってある?」

「ある。」

「なに?」

「大食い。」

「あぁ、うん、嘘はいてないね、確かに。」

「だろ?」






捺亜の顔は表情がコロコロ変わる。





心を許してる証拠だけど心を許してもらうまでにかなり時間がかかる。