鈍感彼女 不器用なあいつ






「それでは、告白の返事を」






司会の人が、言った。







「では、始めはなっちんに告白された紘君。」







そう言われて、紘はステージに上がり、なっちんの前に立った。







「ごめん、さっき言ったように、俺は由宇のことが好きだから。」







きっぱりと言った。






なんか、それがうれしかった。







本当にあたしのことを好きでいてくれてるんだって。







「ううん。本当はなんとなく気づいていたから。由宇ちゃんと見る目、めっちゃ、愛しそう何だもん。」







なっちんはそう言った。