ボーっと、その場に立ち尽くしていた。







「由宇?由宇?」






「・・・、彩?」







何分くらいそうしていたか分からない。







また、彩に声をかけられてやっと我に返った。







「由宇?平気?」







「・・・・。」







「泣いてるよ。」






そう言って、彩はあたしにハンカチを貸してくれた。